日産、「TeRRA」SUVコンセプトをパリモーターショーで公開

2012年9月12日 16:48

印刷

「TeRRA(テラ)」SUVコンセプト(画像:日産自動車)

「TeRRA(テラ)」SUVコンセプト(画像:日産自動車)[写真拡大]

  • 「TeRRA(テラ)」SUVコンセプト(画像:日産自動車)

 日産自動車は12日、2012年パリモーターショーで「TeRRA(テラ)」SUVコンセプトを公開すると発表した。同車は、「SUV」と「EV」という日産の2つの優れた強みを組み合わせたコンセプトモデル。オフロード走行と、都市部での静かで滑らかな走りを両立させるクルマで、革新的な4x4の燃料電池パワートレインと、一クラス上の風格を感じさせる堂々とした外観により、ゼロ・エミッションSUVという新たな領域における持続可能性を提案する。

 「TeRRA」は、「ムラーノ」や「キャシュカイ」など、日産が強みとする都市部向けのSUV/クロスオーバーをベースに作られたクルマだが、合わせて日産のゼロ・エミッションの知見が燃料電池車にまで及ぶことを明確に示した、唯一の「ゼロ・エミッションSUV」。「つながり」を重視する若い顧客向けに機能的で柔軟性を備えた選択肢としてデザインされており、顧客の環境に配慮したいという思いと、安心感を求める思いに応えるクルマとなっている。

 日産の商品戦略室副本部長のフランソワ・バンコン氏は、「本コンセプトでは、日産のSUV/クロスオーバーの強みをゼロ・エミッションの領域まで広げると同時に、日産が燃料電池車をゼロ・エミッション社会の新たな提案として明確に示すことに挑戦した。また、オフロードを走る大きなタフなクルマではなく、日常の生活にも適したSUVを作り上げたかった。ユニークで革新的なシートレイアウトにより乗員の視界を広げることは、どのような環境でも全てをコントロール可能な感覚を乗員に与え、刺激的なドライビングエクスペリエンスを実現している」と述べている。

関連記事