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富士電機、アジア生産拠点としてタイに新工場を設立 投資額は約48億円
富士電機は10日、アジアにおける事業拡大に向けて、パワーエレクトロニクス応用製品を中心とした新たなアジア生産拠点として、タイに新工場を設立すると発表した。投資金額は約48億円。2013年10月に稼動開始する予定。
タイには同社の製造子会社である富士電機パワーサプライ社を有しており、この既存リソースを活用して新工場を設立し、アジア地域の中心的な生産拠点と位置づける。これにより、日本・中国・アジアのグローバル3拠点生産体制を確立し、各地域で現地設計および地産・地消の推進によるコスト競争力の強化を図るとともに、災害・為替等のリスクを回避していく。
富士電機は、今年度からの3ヵ年ローリングプランにおいて、経済成長の著しいアジア・中国でパワーエレクトロニクス応用製品を中核としたインフラ関連事業の拡大を進め、2014年度売上高8,300億円、うちアジアで1,200億円を目指している。
インフラ投資が進み、市場の成長が期待されるアジア地域で、火力・地熱発電の受注拡大、日系顧客への産業プラントシステムの拡販、パワーエレクトロニクス応用製品を主体としたコンポーネントビジネスの拡大を図る。特に、拡大する電源関連市場および産業プラント分野をターゲットに、無停電電源装置(UPS)とメガソーラー用大容量パワーコンディショナ(PCS)の系列拡充、さらにはグローバル仕様のインバータ新機種を投入し、事業拡大を図る。
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