トヨタ、日欧戦略車「オーリス」をフルモデルチェンジ

2012年8月20日 14:16

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オーリス RS“S Package”<オプション装着車>(画像:トヨタ自動車)

オーリス RS“S Package”<オプション装着車>(画像:トヨタ自動車)[写真拡大]

 トヨタ自動車は、日欧戦略車「オーリス」をフルモデルチェンジし、全国のネッツ店を通じて8月20日に発売した。価格は171万円(税込)から。

 今回のフルモデルチェンジでは、「スポーツハッチバックの新基準」確立という明快な方向性のもとで、デザインや乗り味といったクルマが本来持つ様々な魅力を高次元で調和させている。具体的には、全高を55mm下げた低重心フォルムや、欧州各国で走行テストを繰り返して鍛え上げた走行性能、スポーティグレード「RS」の強化など、初代オーリスから引き継いだDNAである「直感性能」をオーリス独自のブランドイメージとして確固たるものとするべく、さらに進化させている。

 トヨタ独自のフロントの表情「キーンルック」が特徴的な新型オーリスのデザインテーマは「SMART DYNAMISM」。エクステリアは、低重心パッケージを活かしたダイナミックなデザインと空力や居住空間確保などの機能性をスマートに融合している。インテリアはスポーティかつ上質な室内空間を演出する造形としたほか、大開口パノラマルーフ(オプション設定)で開放感を付与した。

 スポーティグレードの「RS」は、専用の6速マニュアルトランスミッションやディスクブレーキの採用などにより、一段高いレベルの運動性能とレスポンスを実現。走りの楽しさを存分に味わえる仕様としている。また、操縦性・走行安定性など、クルマのあらゆる運動性能のベースとなる高いボディ剛性を確保し、俊敏な走りと快適な乗り心地を高次元で両立した。さらに、1.8L車ではダブルウィッシュボーン式リヤサスペンションの新採用、ステアリングギヤ比の変更などで操舵に対する優れた応答性を実現している。

 1.5L・2WD車はアイドリングストップ機能(Toyota Stop & Start System)のオプション設定で、クラストップレベルの燃費性能19.2km/L(JC08モード走行燃費)を実現。加えて、オートマチックハイビームの新採用や、後席乗員・歩行者の安全性向上にも配慮したボディ構造のほか、VSC(Vehicle Stability Control)の標準装備など、クラストップレベルの安全性能を確保した。

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