Wikileaks、公衆監視カメラによる顔認識システム「TrapWire」の情報を公開

2012年8月16日 06:00

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 Wikileaksは、英国政府とロンドン警視庁が「TrapWire」と呼ばれる監視ネットワークの顧客であるとリークした。このTrapWireは、元CIAの職員が経営するのアブラクサス社が開発したネットワーク監視システムだ。防犯カメラの映像をパターン認識や顔認識技術を使って分析するプログラム、市民向けの不審者通報システムおよび上記のシステムを使って構築された犯罪者データベースをセットにして提供している(TechWeeki09RTRTe-StoryPost本家/.)。

 技術の詳細ははっきりとはしていないが、2005年に同社の創設者である「Richard Helms」氏へのインタビューによれば、一般的な顔認識システムよりも正確であるという。Wikileaksが入手、公開した電子メールによれば、同システム用の監視カメラは、ニューヨークの地下鉄やラスベガスのカジノ、ロンドン証券取引所といった、テロのターゲットになりやすい場所に設置されているという。ニューヨーク、ワシントンD.C.、ロサンゼルス、ラスベガスなど公共空間の広大な範囲を監視できるとしている。

 同社は顧客は政府、法執行機関や諜報機関、米軍や米エネルギー省、ホワイトハウス、イギリス首相官邸、ロンドン証券取引所など。問題はこうした高度なシステムを民間企業がいつの間にか構築し、すでに運用され、情報が売買されていることだという。なお、このメールを公開後、Wikileaksは、1週間あまりDoS攻撃を受けている(Techcrunch)。

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