【銘柄診断】シャープは足元の業績低迷で改めて処分売りが広がる、注目される個人投資家の動向

2012年8月3日 15:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  シャープ <6753> が急落した。8月2日に国内外のグループ企業の従業員を約5000人、希望退職の募集などで今2013年3月期中に削減すると発表した。1950年にも希望退職を募集したことがあるが、今回は創業以来、最大規模のリストラとなる。

  今3月期にリストラ関連費用を計上するため、通期の連結純損益の予想を従来の300億円の赤字から2500億円の赤字(前年同期は35億円の黒字)に大幅下方修正した。第1四半期の営業利益は941億円の損失となり、通期の業績についても従来予想の200億円の黒字から1000億円の赤字に下方修正した。

  台湾の鴻海精密工業と提携して経営を立て直しているが、液晶テレビ、液晶パネル、太陽電池の主要3事業の不振が継続していることが要因。固定費を削減して業績回復を目指すことになった。個人投資家の人気が高く、これまでの下降トレンドの中でも常に押し目買い人気を呼び込んできたが、底値圏のもみ合いを大きく下離れた今回の動きはどうなるのだろうか、注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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