三井物産、英BP社保有の北海油田・ガス田権益を約224億円で取得

2012年6月26日 18:18

印刷

鉱区位置図(画像:三井物産)

鉱区位置図(画像:三井物産)[写真拡大]

 三井物産は26日、英エネルギー大手のBP社から、英国領北海域のアルバ油田及びブリタニアガス・コンデンセート田権益の一部を取得することで同社と合意したと発表した。アルバ油田権益13.30%、ブリタニアガス・コンデンセート田権益8.97%を約224億円で取得する。

 6月22日に権益売買契約書を締結し、今後、英国政府関係機関と既存パートナーの承認をもって権益譲渡が完了する。三井物産として英国領北海域における初の生産鉱区権益取得となり、巨大な欧州市場に隣接する同域に本格的に参入することとなる。

 アルバ油田及びブリタニアガス・コンデンセート田はスコットランド・アバディーン市から北東約200kmの沖合に位置する英国領北海域にあり、それぞれ1994年と1998年の生産開始以来、今日まで安定的かつ安全に操業を行っている鉱区。両鉱区共に技術面・財務面で優れたオペレーター及びパートナーと共同操業を行い、安定的な収益貢献が見込まれる。三井物産はオペレーターと連携しながら両鉱区の価値最大化を図ると共に、今後同域でのエネルギー事業を更に拡大していく方針。

関連記事