アイ・オー・データ、オフィス向けデジタルサイネージ製品を発表

2012年6月13日 14:08

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「デジサインCUBE」導入イメージ(画像:アイ・オー・データ機器)

「デジサインCUBE」導入イメージ(画像:アイ・オー・データ機器)[写真拡大]

 アイ・オー・データ機器(本社:石川県金沢市)とデジタルサイネージシステムメーカであるサイバーステーション(本社:石川県金沢市)は12日、オフィス向けデジタルサイネージ市場にむけ、共同で市場開発に取り組むとともに、同市場向け関連ソリューション製品の企画、販売を開始すると発表した。

 近年、「屋外・広告」や「店舗内・販売促進」を目的とした電子看板にとどまらず、オフィス内で従業員の情報共有を支援する「オフィス内デジタルサイネージ」のニーズが高まりつつある。しかし、これまでのデジタルサイネージ製品は電子看板を意図したものであり、コスト面などの敷居が高く、導入の手軽さ、利用のし易さを考慮したものではなかった。アイ・オー・データとサイバーステーションは、これを新しい市場開発の機会ととらえ、サイバーステーションのデジタルサイネージの導入ノウハウと、アイ・オー・データの多様なデバイスを組み合わせた製品、「デジサインCUBE」を開発し、販売することで今回合意した。8月上旬に同製品を出荷する予定。

 「デジサインCUBE」は、サイバーステーションの「デジサイン」の管理アプリケーションを、アイ・オー・データの法人向けNASにプリ・インストールしたアプライアンス製品。同製品は、オフィス内に設置することを想定しており、デジタルサイネージ機能を提供するにとどまらず、STBやテレビ、さらにはデジタルTVチューナーなどのハードウェアデバイスを集中的に制御する中心的な機能を果たす装置になる。

 また、サイバーステーションは、グループウェア、SFA、CRMなどの企業情報システムとデジサインを連携させるアプライアンス製品「DataSpider for デジサイン(仮称)」も同時に出荷する。「DataSpider for デジサイン」は、企業内のあらゆるデータソースへのアクセス、インターネットサービス、クラウドサービスなどとデジサインを連携し、企業内情報の「見せる化」を実現することで、オフィスワーカーの業務生産性向上を支援するもの。同製品も同様に、アイ・オー・データの法人向けNASにプリ・インストールしたアプライアンス製品となる。

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