SBI FXトレードが営業開始、1ドルなど1通貨単位から取引が可能

2012年5月30日 11:36

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PC用取引ソフトの画面の例(画像:SBI FXトレード)

PC用取引ソフトの画面の例(画像:SBI FXトレード)[写真拡大]

  • スマートフォン用取引アプリケーションの画面の例(iPhone版)(画像:SBI FXトレード)

 SBIグループにおいて外国為替証拠金取引(FX取引)専業業者としてサービス提供に向けて準備を進めてきたSBI FXトレード株式会社(本社:東京都港区)は30日、口座開設受付およびFX取引サービスの提供を開始した。

 SBI FXトレードの取引における主な特長は、1ドルから取引が可能であること(米ドル/円の最低証拠金は約4円から)。従来のFX取引における最小の取引単位の多くは1,000~10,000通貨単位だったが、SBI FXトレードでは1ドル、1ユーロといった1通貨単位からの取引に対応し、より少額な資金での取引が可能となった。

 また、これまでのFX取引の呼値表示は、小数点以下2桁または3桁までとなっていたが、SBI FXトレードでは、対円通貨の呼値は小数点以下4桁、外貨/外貨については小数点以下6桁での取引レートを提供する。たとえば、USD/JPY 買79.5687円、EUR/USD 売1.252087ドルといった呼値表示になる。なお、対円通貨の小数点以下4桁までの呼値表示(外貨/外貨は小数点以下6桁)は日本初。

 さらに、1万通貨単位までの注文であれば米ドル/円スプレッドは0.19銭で、業界最狭水準のスプレッドでの取引サービスを提供する。取引手数料は無料。

 そのほか、満18歳以上20歳未満の未成年でも一定額(約125万のポジション上限)の取引ができ、また、顧客の申し出により同社の審査を経た上で、通常と同様に取引することができる。加えて、SBI FXトレードでは、ブラウザ上での取引に加え、PC用の取引ソフトやスマートフォン(iPhone、アンドロイド)用アプリケーション等、様々な形での取引環境を用意している。

 これまでSBIグループでは、SBI証券および住信SBIネット銀行の口座を有する顧客に限定してFXサービスを提供してきたが、昨今の個人投資家へのFX取引の浸透及び市場拡大を受け、2011年11月にSBI FXトレードを設立し、若年層をはじめとするFX取引を中心に資産運用を行う新たな顧客層の獲得を目指してサービス開始に向け準備を行なってきた。今後SBI FXトレードはFX専業業者として、より顧客志向で利便性の高いサービスの提供を目指していくという。

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