中国製の半導体チップに「バックドア」が発見される

2012年5月29日 17:10

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記事提供元:スラド

maia 曰く、 ケンブリッジ大の研究者Sergei Skorobogatov氏が、半導体チップの挙動やその動作などをスキャンする手法を開発した。その手法を用いて米軍で採用されている中国製の半導体チップを調査したところ、製造者によってバックドアが埋め込まれていることを発見したという( Gigazineの記事)。このチップは軍事用で、原発、公共交通機関でも使用されているらしい。

 Skorobogatov氏はMI5やNSA、IARPAなどが「半導体チップが汚染されているのではないか」と危惧していることから、研究の一環として調査を行ったとのこと。今回発見されたバックドアには「鍵」が用意されており、この鍵を用いてチップを再プログラムしたり、無効にできるという。

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