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ウォズ、Appleにオープン化を促す
taraiok 曰く、 Appleの共同設立者であるスティーブ・ウォズニアック氏がAppleに対し、「市場に対してアーキテクチャをオープン化し、知識のあるユーザーが自由にアーキテクチャを拡張できる余地を広げるべき」と述べている(ITnews、本家/.)。
iOSやiOSデバイスをクローズドにしていることの弊害は長年にわたって議論されていたが、ウォズニアック氏自身はApple時代、ソフトウェアやハードウェアにカスタマイズ性や拡張性を持たせることを推し進め、それによって独創性のある製品を作り出してきた。特に氏が主張したのは、iPadでプログラミング言語を利用可能にすることだ。そうすれば、タブレットをソフトウェアを開発するための新しいデバイスとして使えるという。
Apple側は、そのような行為はiOSデバイスが悪意のあるサードパーティアプリケーションによってハックされたり、OS自体が入れ替えられてしまうという問題があると主張してきた。しかしウォズニアック氏は、サードパーティアプリケーションやユーザーデータをやりとりすることを許しているFacebookやGoogleのアプローチとは異なると指摘。アプリケーションで「囲い込み」を行っているとしている。
ウォズニアック氏はApple Ⅱの開発時、拡張スロットは2つで十分だとしたジョブズに対し、8個のスロットが必要だと主張したことを思い出したという(Apple Ⅱでは回路図が公開されていたためにユーザーが拡張カードを自作することもでき、その柔軟性が人気の理由の1つとなった)。
その一方で、オープン化によって提供する製品の品質が低下するような事態はあってはならないとも付け加えた。Appleが現在の(彼の視点ではクローズドな)ビジネスモデルで膨大な資金を集める様子は、ウォズニアック氏にとって複雑なものがあるようだ。
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