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トヨタ、東北のセントラル宮城工場で新型カローラを生産開始
トヨタ自動車は11日、セントラル自動車が同社の宮城工場でトヨタの日本国内向け新型カローラアクシオおよび新型カローラフィールダーの本格量産を開始するにあたり、同日、宮城県の村井嘉浩知事、セントラルの葛原徹社長、トヨタの豊田章男社長、仕入先や販売店など多数の関係者出席のもと、ラインオフ式を実施したと発表した。
セントラルの葛原社長は、「メイドイン東北として初めての記念すべきフルモデルチェンジを果たしたこの車とともに、しっかりと宮城の地、大衡の地に根付いていきたい」と述べた。また、 トヨタの豊田社長は、「宮城生まれの新型カローラによって、日本中のお客様に笑顔になっていただき、宮城の元気、東北の元気につなげていけるよう、これからも心を合わせて頑張っていこう」と述べた。また、来賓として出席した宮城県の村井知事は「日本の国民車ともいうべき『カローラ』が、トヨタ国内第3の拠点『東北・宮城』で生産されることは、雇用の面のみならず、自動車関連産業の復興にも結びつき、さらには、私たちに自信と希望とそして元気を運んでくれた」と語った。
新型カローラアクシオと新型カローラフィールダーは、同日より、東北復興のシンボルとして宮城県の玄関口である仙台空港に展示される。
セントラルは2011年に、高密度で高効率な工場を実現する「コンパクト」、生産変動への柔軟な対応を可能とする「フレキシブル」、地域・環境・人との調和を目指す「ハーモニー」の3つを工場のコンセプトとして、革新的な生産技術を広く取り入れた宮城工場を新たに立ち上げた。同年5月から宮城工場でカローラアクシオの生産を開始しており、今回の新型カローラからは、同モデル内でのより効率的な生産を行うため、カローラアクシオに加えてカローラフィールダーの生産も行う。
なお、セントラル、関東自動車工業、トヨタ自動車東北の3社は2012年7月に統合し、「世界NO.1の魅力あるコンパクト車の提供」を目指すトヨタ自動車東日本が発足する。今回、関東自動車工業岩手工場で生産しているコンパクトクラスのハイブリッド車「アクア」に加え、コンパクト車の代表モデルのひとつである新型カローラをセントラル宮城工場で生産することで、共用部品の拡大などにおけるコストメリットを生かし、コンパクト車づくりに専門性を持つトヨタ第3の国内生産拠点として、モノづくりの実力をさらに磨いていく。
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