オリックス、中国最大手自動車販売会社と自動車リース合弁会社を設立

2012年4月5日 16:33

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 オリックスは5日、中国最大手の自動車販売会社「Pang Da」社と戦略的事業提携で合意し、中国に合弁で自動車リース会社を設立すると発表した。中国におけるNO.1の自動車リース会社を目指す。

 合弁会社は4月中を目処に設立し、オリックスの中国現地法人とPang Da社がそれぞれ50%出資する。新会社の資本金は3億元とし、今後事業ライセンスを取得の上、事業を開始する。

 Pang Da社は、1988年創業の自動車販売、メンテナンス、自動車保険代理業、中古車販売などを行う、上海証券取引所において上海A株に株式公開した初めての中国系自動車関連総合サービス企業。Pang Da社は、中国26の省に約1,100ヵ所におよぶ販売・メンテナンスネットワークを有し、中国最多となる国内外約90ブランドの車種を取り扱っている。2010年度の販売台数は47万台と、中国第一位の実績を誇っている。

 今回の合弁事業により、Pang Da社の幅広い事業基盤に、オリックスグループが世界各国で培ってきた自動車リースに関するノウハウを融合させることで、今後さらなる拡大が見込まれる中国の自動車リース市場で付加価値の高いサービスを提供していく。また、これを機に中国市場のニーズに合わせた車両管理ビジネスなどの新しいサービスも検討していく方針。

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