GLプロパティーズと三井不動産、千葉県でマルチテナント型物流施設を共同開発

2012年3月19日 15:44

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「(仮称)市川塩浜プロジェクト」完成イメージ(画像:三井不動産)

「(仮称)市川塩浜プロジェクト」完成イメージ(画像:三井不動産)[写真拡大]

 GLプロパティーズと三井不動産は19日、千葉県市川市において大型マルチテナント型物流施設「(仮称)市川塩浜プロジェクト」の開発に着手したと発表した。

 「(仮称)市川塩浜プロジェクト」は、GLプロパティーズと三井不動産が共同出資する特定目的会社が事業主体となり、GLプロパティーズと三井不動産はプロジェクトマネジメント業務を行う。

 計画地は、首都高湾岸線「千鳥町IC」に至近で、JR京葉線「市川塩浜」駅徒歩圏に位置し、東京都心部への交通アクセスが良い利便性に富んだロケーションであることから、周辺は物流施設が多数集積している。また、2015年度には東京外郭環状道路(仮称)高谷JCTが新たに開通する予定であり、埼玉県内部へのアクセスが飛躍的に向上することが見込まれる。近年、Eコマースの伸長、即日配送など消費行動の変化に伴い、機能的な物流施設のニーズが高まっており、このようなニーズに応えるため、利便性の高い同計画地にて最新の設備を導入した大型の物流施設を開発する。

 同計画では、約53,000m2の敷地に延床面積約121,000m2の大型マルチテナント型物流施設を建設する予定。計画建物は、災害時における入居テナントのBCP対応をサポートするため、免震構造の採用、バックアップ電源の導入、電気室の高潮対策など、従来の物流施設の機能を進化させた先進的な物流施設となる予定。また、環境への配慮として、建築環境総合性能評価システム(CASBEE)のAクラス認証取得を目指す。

 GLプロパティーズが日本の主要な物流拠点を網羅する7都市84棟の物流施設を開発・運営してきた実績と、三井不動産が商業施設やオフィスビルで培ってきたテナント等の顧客基盤を活かし、開発・運営業務に取り組んでいく。なお、同計画は、2012年9月着工、2013年9月竣工を予定している。

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