西武HD、赤プリ跡地に複合施設を建設 ホテル・オフィス・住宅など

2012年3月2日 12:01

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開発イメージ(北側より)(画像:西武ホールディングス)

開発イメージ(北側より)(画像:西武ホールディングス)[写真拡大]

 西武ホールディングスは1日、同社の連結子会社である西武プロパティーズが保有する旧グランドプリンスホテル赤坂(昨年3月営業終了)跡地(所在地:東京都千代田区紀尾井町1-2)の開発計画について発表した。

 発表された開発計画によると、ホテル・オフィス・商業施設からなる「ホテル・オフィス棟」と賃貸住宅である「住宅棟」の2棟からなる複合施設を建設する予定で、現時点では2013年に着工、2016年に開業を予定しているという。

 建設予定施設の延床面積は約231,400㎡。ホテル・オフィス棟上層に約250室、約25,600㎡、賃貸オフィス約109,800㎡(1フロアあたり約1,000坪)、賃貸住宅約130戸、約23,800㎡、低層階に飲食店舗、食品スーパーなど約13,200㎡、その他駐車場約530台(住宅分を含む)、バスタクシー乗場など約59,000㎡となる予定。

 計画地は30,000㎡を超える広い面積であり、その地上の大部分を緑化することで、弁慶濠から清水谷公園に繋がる広大な緑の空間を生み出すことが可能だという。また、東京都有形文化財に指定された旧李王家東京邸(旧グランドプリンスホテル赤坂旧館)を再整備・活用することで、歴史的資源の継承および文化的価値の保存にも貢献していく方針。

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