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【銘柄診断】電算は悪業績を織り込み株式分割の権利取りが拡大し続伸
電算 <3640> (東2)は16日、45円高の3595円まで上げて続伸し、前日15日ザラ場につけた昨年来高値3735円を窺っている。同社株は、昨年10月には今3月期第2四半期(2Q)累計業績を下方修正し、今年1月30日に発表した第3四半期業績は大幅減益転換と悪業績が続き、株価はそのたびに下ぶれたが、織り込み済みとして、下値では年3月31日割り当ての株式分割の権利取りの買い物が続いている。
株式分割は、株式の流動性を高めて投資家層の拡大を図ることを目的にしており、1株を2株に分割する。一方、業績は、2Q累計業績の下方修正、3Q業績の前年同期比55%純益減益とも、前年同期に計上した地方自治体向けの大規模な受注案件がないことを要因としている。
ただ、第4四半期には、ズレ込んでいた案件の売り上げ計上があるほか、住民基本台帳法改正案件、介護保険案件、子ども手当改正対応案件などの売り上げが集中的に見込めるとして、3月通期業績は期初予想を据え置き、純利益は7億7400万円(前期比9%増)と増益転換を予想している。
株価は、値付きがマバラなことがネックになっているが、PERは6倍台、PBRは0.6倍と割り負けている。下値での株式分割権利取り妙味を示唆しているといえそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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