「横浜から世界へ」、地上30階・地下2階建ての横浜三井ビルディングが竣工

2012年2月7日 18:00

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横浜三井ビルディング 外観(画像:三井不動産)

横浜三井ビルディング 外観(画像:三井不動産)[写真拡大]

  • 横浜三井ビルディング 1Fオープンモール(画像:三井不動産)
  • 横浜三井ビルディング 位置図(画像:三井不動産)

 三井不動産は7日、神奈川県横浜市西区高島一丁目(みなとみらい21地区・67街区)において「横浜三井ビルディング」の開発を推進してきたが、2月末に建物が竣工すると発表した。

 同物件は、「横浜から世界へ」をコンセプトに開発したオフィス、店舗、文化交流施設等からなる、地上30階・地下2階建ての複合ビル。5階から30階までが賃貸オフィス、1階は店舗、2階は文化交流施設として「原鉄道模型博物館」が今夏にオープンする予定。

 オフィスについては、日立製作所が横浜地区のグループ会社を集約して入居する他、富士通ネットワークソリューションズの本社事務所などが入居する。15階には新産業創生施設として、デフタ・パートナーズによる「横浜グローバル・ステーション(仮称)」、横浜国立大学による「未来情報通信医療社会基盤センター(MICT)」が開設される予定。同物件が横浜市における新産業の創造・発信の場となることを目指す。

 店舗については、来街者やオフィスワーカーが楽しめるカフェ・和食等の飲食店舗やコンビニエンスストア、横浜市のインフォメーションセンター等、多彩な施設が入居する。

 安心・安全に対する取り組みとしては、鋼板壁や制振装置の採用に加え、地震発生後速やかに建物の安全性を確認できる「被災度判定システム」を導入。また、72時間対応の非常用発電機の採用や、来館者対応も考慮した備蓄品等の設置など、災害時におけるライフライン確保や事業継続をハード・ソフトの両面で支援する。

 環境対策においては、建築物の環境品質・性能を総合的に評価するシステム「CASBEE横浜」にて最高位のSランクを取得している。また、経済産業省が選定した次世代エネルギー・社会システム実証事業「横浜スマートシティプロジェクト」に参画し、国内で初めてオフィスビルにおける電力需給の調整「デマンドレスポンス」に関する実証事業を、今年秋から2014年度まで実施する予定。

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