最新複合オフィスビル「丸の内永楽ビルディング」が竣工、大手町駅に直結

2012年2月3日 11:54

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「丸の内永楽ビルディング」外観全景(画像:三菱地所)

「丸の内永楽ビルディング」外観全景(画像:三菱地所)[写真拡大]

  • 「丸の内永楽ビルディング」位置図(画像:三菱地所)

 三菱地所は2日、同社が住友信託銀行、三菱東京UFJ銀行と共同で開発を進めていた「丸の内永楽ビルディング」が1月19日に竣工し、同日竣工式典を執り行ったと発表した。

 同プロジェクトは、丸の内と大手町の結節点に開発された延床面積約13万9,800m2の最新複合ビル開発。東京メトロ大手町駅に直結し、東京駅からも地下ネットワークで接続する抜群の交通利便性に加え、丸の内エリアで最大級となる1フロア当たり3,000m2以上の無柱オフィス空間を備える、都内でも最高水準のSクラスビル。

 オフィスゾーンには、共同事業者である住友信託銀行や三菱東京UFJ銀行が事務所を構え、金融中枢機能が集積する国際ビジネスセンター丸の内に相応しい高度で高質なビジネス拠点となる。

 商業ゾーン「iiyo!!(イーヨ!!)」は、地下1階から地上2階の飲食・物販・サービス店舗26店舗で構成され、3月2日にグランドオープンする予定。近隣エリアの就業者をメインターゲットとし、『マルノウチリラックス~Marunouchi Relax~』をコンセプトに、オン・オフを問わず、心と身体がリラックスできる場を提供する。

 環境面でも、最大出力100kwhの大規模太陽光発電パネルの設置やオフィス基準フロアへのLED照明、断熱性の高いエアフローウインドウの採用など、CO2排出削減へも積極的に取り組み、国土交通省の「省CO2推進モデル事業」にも認定されている。

 防災面では、阪神大震災クラス(震度7)の極大地震においても、入居者が地震後に継続して在館できるよう、三菱地所独自の基準に基づき、通常の超高層ビルのさらに1.5倍程度の耐震性能を確保している。また、停電や断水に対応できる非常用発電機や井戸も設置している。

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