NTTグループ4社の料金請求・回収業務、7月からNTTファイナンスがまとめて実施

2012年2月2日 19:42

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 NTTファイナンスは2日、リース事業や各種金融サービス事業に加えて、今年7月より、通信サービス等料金の請求・回収業務を開始すると発表した。まず、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモの4社から業務を開始し、他の通信事業者のみならず、その他の業種・サービスの事業者に対しても要望に応じて実施していく。NTTファイナンスは、請求書一本化への要望に応えることによる顧客の利便性向上、事業者が個別に実施していた業務の品質向上と効率化への貢献、これまで培ったノウハウを活かした事業展開による新たなバリューの提供を図っていく考え。

 固定、携帯、ブロードバンド、ISP等、一人の顧客や一つの世帯で多くの通信サービスを利用している現状において、「請求書がバラバラで煩わしい。まとめて送って欲しい」といったワンストップでの支払について、多くの顧客から要望があったことが背景。また、「通信サービス料金の支払いと一緒に、インターネット上のコンテンツや各種サービス料金の支払いを済ませたい」といった、より便利で安心な支払手段を求める顧客と、確実に対価を得たいサービス提供事業者双方のニーズを満たすサービスが求められている。

 具体的には、本業務の開始に伴い、今年7月より、これまでNTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモから請求していた通信サービス等料金をNTTファイナンスから請求する。また、さらに便利に使用できるように、希望する顧客には請求書の一本化を実施する。

 また、これにより、料金請求・回収業務に精通した人材によるビジネスプロセスの見直しを通じ、業務品質と効率の向上を図る。

 さらに、NTTファイナンスは、通信サービス等料金の請求・回収と合わせて、支払手段としての回収代行サービスをはじめとして、これまで培った金融ノウハウを活かした新しいサービス提供を行うなど、今後、様々な業種・サービスにもビジネス展開していく考え。

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