【銘柄診断】日本興業は悪材料の織り込みは終えるが、出直りへは手掛かり難

2012年1月26日 10:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日本興業 <5279> (JQS)は1月17日に138円と震災直後の昨年3月25日の高値140円以来の水準に切り上げてきた。ただ1月17日に23万株の商いをこなした後は人気先細りとなり、数千株の出来高にとどまる日もあるなど、ボリュームは人気前の水準にUターン。復興関連株一斉高に乗った単発的な相場にとどまり、このまま調整場面入りの可能性もありそう。

  今2012年3月期の業績については、9月中間決算の営業損失が2億5000万円(前年同期2億1700万円の損失)と期初の1億4000万円の損失を上回るなど低調。今3月期通期についてもほぼ同額幅で減額、営業利益は3億6000万円が2億6000万円(前期3億2100万円)に引き下げられた。これは昨年12月20日の96円の安値で織り込まれたと思われる。

  ただ、いかんせん上昇相場へ向けては手掛かり材料が見えない。ただ、PBRは0.3倍の超低い水準にあり、中期投資での狙い目はありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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