【銘柄診断】奥村組は足元低調の織り込み完了、受注高好転を評価する流れに

2012年1月24日 14:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  奥村組 <1833> が着実な上げを演じている。1月23日に329円と、昨年10月18日の戻り高値325円を更新、もみ合い離れのチャートを見ると上げはここから加速のパターンが予想される。

  土木部門が順調だったことなどから今2012年3月期は9月中間決算の営業利益が期初見通しのゼロから2億8500万円(前年同期5億7200万円)へ上振れて着地した。しかし通期の見通しについては海外経済の減速、円高の進行懸念が高まるなど予断を許されない状況にあり、復興需要等による押し上げ要因はあるが資機材価格等の上昇も顕在化しているとして、営業利益を従来の13億円から12億5000万円(前期33億8000万円)へ引き下げた。業績好調が手掛かり材料になっている復興関連株の中にあって、やや失望を誘う要因となっている。

  ただ、中間決算の受注高は547億円と前年同期比27%増を確保しており、先での増額に期待を持たせる材料だ。遅ればせながらの訂正高へ向かう可能性が強い。PBRは0.7倍に過ぎず、その実力が見直されそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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