【銘柄診断】不動テトラは需給の整理が進む、本格出直り相場へきっかけを待つ

2012年1月22日 18:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  不動テトラ <1813> は底堅い動きを継続しているのだが、低位建設株が派手に値を飛ばしている動きに照らすと、ややもたつき気味の印象が否定できない。

  震災当日の昨年3月11日の61円を底値に翌営業日の14日にはストップ高の91円へ急騰、以後3月24日の243円まで一直線に水準を切り上げた。地盤改良工事に強みを持ち、液状化対策ではトップにランクされるなど、復興需要で恩恵を受ける代表銘柄として期待買いが盛り上がったことによる。

  そうした市場の評価の高さを示すように信用買い残は震災日、3月11日申し込み現在の908万株が株価高値時の3月25日申し込み現在では2250万株へ急激に膨らんだ。この信用買い残が重荷になり、以後の株価のもたつきにつながっている。

  先高感が強いため株価下がれば押し目買いが流入、結局信用買い残のピークは昨年8月26日の3049万株。2月の最終期日へ向け見切り売りが広がり、直近では1933万株まで減少してきた。株価の戻りが鈍い要因は需給につきる。整理状況を見ながら本格戻り相場を探す動きが想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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