【銘柄診断】ユアテックは今期大幅な増額が有力、低評価を覆す材料として期待

2012年1月17日 15:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ユアテック <1934> は配電線・送変電工事が復興需要で伸びるとの期待感を背景に昨年3月24日に年初来高値545円を示現した。しかし、逆に大震災により事業所の建物や設備が影響を受けたため前2011年3月期の営業利益は従来の見通し41億円に対し29億7300万円(前々期27億400万円)と大きく下振れる決算となった。

  チャートは高値から3段下げを経て、昨年8月9日の290円で大底入れを確認。その後は定石どおりのリバウンド局面に入ってきている。

  前期の減額着地をが響き、今2012年3月期の営業利益31億円、前期比4%増の順調見通しはほとんど評価されず、買いが上値に伸びない。ただ、昨年震災で被災した電気、空調、通信設備の復旧工事で売上げが増加。東北や関東の工場や病院など大型工事の受注も拡大している。

  9月中間決算の営業利益の実績29億7200万円に対し、通期の営業利益31億円の予想は余りにも慎重に過ぎ、かなり大胆な増額修正は必至と思われる。そうした材料がタイミングよく表面化するようだと、今までさえなかった分、株価にインパクトを与えそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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