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【銘柄診断】太平洋セメントは信用買い残の整理が進展、今回は軽快な値運びも
太平洋セメント <5233> は11日、4円高の158円と変わらずを2日はさんで8営業日続伸した。新年に入り出直り色を強めている。復興関連株として市場人気は高いのだが、これまでの足取りは意外に重いものだった。信用買い残の重さが響いているもの。
震災直後の昨年3月23日に173円の高値を示現、そこから4月20日の安値135円まで調整したが、ちょうどその安値時、4月28日申し込み現在で信用買い残は6430万株へ大きく膨らんだ。その後減少に向かったのだが、9月9日申し込み現在分で7951万株へ急増した。
当時は9月8日に安値123円まで売り込まれた時。期待感の強さから安値形成時に押し目買いが大挙流入、それを吸収するのに時間がかかることが、これまで上昇にスピード感がなかった理由だ。そして今回、12月30日申し込み現在では信用買い残は3765万株と9月当時の半分以下の水準にまで減少してきた。
大型株の同社にとってはもう軽い水準である。従って、ここから一段高に進むようだと、今回ばかりは足が軽くなる可能性もありそう。業績の大幅増額が格好の支援材料になりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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