【銘柄診断】新日本理化は信用残の減少が小幅、締め上げ相場になお余韻を残す

2012年1月2日 14:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  新日本理化 <4406> は2011年相場で大飛躍を遂げたが、そのまま高値圏で大納会を終えた。12月12日に930円の高値まで買い進まれ、現在はその調整局面にあるが、値動き的には意外な強さが感じられる。

  9月12日に委託保証金率が30%以上から50%以上(うち現金20%以上)に引き上げられた後、11月7日に委託保証金率が60%(同30%)以上に、11月17日に70%以上(同40%以上)に順次規制が強化された。こうした増し担保規制は新規買いを阻む要因になり通常は人気が後退する物である。

  しかし人気が衰えないことで、今度は12月9日に新規売り停止の措置がとられた。新規売りが入ってこなくなる状況を生むことで、買い方の締め上げの動きが強まったことが12月12日の高値につながった。

  ただ、同社の場合、カラ売り残高の減少が思いのほか少なく、なお締め上げ相場への思惑が底流していることが高値圏に位置している背景。何と言っても信用売り残の動向が決定的に株価を左右する要因である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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