【銘柄診断】トヨタ自動車はダメ押しから出直りへ、今期業績は大幅増額の公算

2011年12月31日 16:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  トヨタ自動車 <7203> が底値圏から浮上の兆しを強めてきた。タイの洪水の影響が見通し難として未公表だった今2012年3月期の業績について、12月9日に従来見通しの営業利益4500億円を大きく下回る2000億円(前期4682億円)の厳しい予想が明らかになった。

  直後は悪材料出尽くしの見方を呼び込む場面もあったが、戻りの鈍さから嫌気売りが先行する流れに変わり、12月19日には2472へ円のダメ押し場面を余儀なくされた。

  ただ、収益改善効果はさらに上積みする余地があるほか、主原料の鋼材価格が当初想定より低下することが予想され、アナリスト筋では今期の営業利益が4600億円とほぼ前期並みを確保できるとの強気な見方も出ており、そこらあたりから株価に出直りの流れが出始めてきている。

  世界のトヨタのPBRが0.8倍というだけで出遅れは顕著だ。来2013年3月期は大幅増益の見通しにあり、ここへきての浮上がそのまま新たな上昇トレンドに結びつく可能性もある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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