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【銘柄診断】キヤノンは10年半ぶりのユーロ安も強弱感が分かれ小動き
キヤノン <7751> は、変わらずの3400円近辺で推移する小動きが続いている。29日の海外為替市場で、円の対ユーロ相場が、1ユーロ=100円台スレスレと10年半ぶりの円高水準となったが、この円高に対して、100円台をキープしたことをポジティブに評価する観測と、正月休み中にも100円台割れを懸念する観測との強弱感が対立し売り買い交錯となっている。
前日の米国市場で、NYダウが、135ドル高と反発し、同社ADR(預託証券)も、東京市場の終値に対して5円高(円換算値)と続伸して引けたことも、ポジティブ評価の一翼を担っている。ただ同社の今2011年12月期業績は、7月に上方修正したものを10月に一転して下方修正しており、業績の先行き不透明感は継続する。
この下方修正要因の一つは、通期の想定為替レートを1ドル=80円から79.41円、1ユーロ=115円から110.83円と円高方向で見直したことにあり、純利益は、7月の増額値2600億円が2300億円(前期比6%減)へ引き下げられ減益転換が見込まれた。
この為替レートのうち、ユーロ相場は、欧州の政府の債務不安・銀行の資本不足問題が、正月休み明け早々に重要イベントを迎えるスケジュールにあり、投資判断を迫られることになる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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