ネット上の「大衆」が間違っているとき、どうする?

2011年12月27日 10:40

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記事提供元:スラド

capra 曰く、 本家/.「What Do We Do When the Internet Mob Is Wrong?」より。

 ナイキから最近発売された新作シューズ「Air Jordan 11 Retro Concord」を巡り18歳の少年が殺されたという話がインターネット上で流れた。Facebook上ではこの件に絡めて物質主義に抗議する声まで挙がっていたが、少年の顔写真付きでまことしやかに伝えられたこの話はデマであることが後に判明した。少年の写真はストックフォトから取られたものであることは、Baltimore Sun紙の古くからの記者Steve Earley氏とJustin Fentinからの指摘で明らかになったそうだ。

 クラウドソーシングがもてはやされる今日、古いメディアは「門番」などと揶揄されることもあるが「門に番する者がいること」の意義を感じざるを得ないときもある。大衆の中の一人が誤りに気づいたとしても、それが表にでてくることは非常に難しい。事実関係に疑いの目を向けること自体を無礼な行為とする人々すらいるのだ。

 ジャーナリズムの良き伝統を守り、最悪のケースを修正する術はあるのだろうか?正確さを育む方法はないものだろうか?

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