【銘柄診断】クロス・マーケティングは新戦力を加え、戻り相場がスケールアップ

2011年12月20日 10:07

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■好業績であることから配当の大幅上方修正を発表

  クロス・マーケティング <3629> は震災で一時的に売られる場面があったが、結局それが上げへのバネになり7月25日の1632円まで着実な上げを演じた。好業績を背景にインデックス <4835> からモバイル向けソリューション事業の一部を譲受けたことが好材料視された。

  その譲受けに伴い今2011年12月期から連結決算に移行することになった。事業別セグメントでも従来のリサーチ事業のほか、今回の譲受で新たにITソリューション事業がセグメントとして加わることになり、今後の業績寄与に期待が高まった。

  リサーチ事業の好調等から今12月期の営業利益は4億4500万円から4億7000万円(前期単独4億400万円)に増額修正された。リサーチ事業ではワンストップサービス(付加価値の高い集計・分析・レポート作成など)の提供や、企画提案型営業の推進を積極的に行ってきたことなどで案件の増加が顕著になってきている。

  また、昨日19日の引け後に、期末配当を当初予想の3円50銭から7円と大幅な上方修正を発表したことで、年間配当10円50銭と、前期比5円増配となる。

  7月高値からの下げで株価はほぼ半値になっていたが、19日には、11月4日以来の4ケタを回復している。来12月期の好業績見通しを加えると、戻り相場のスケールも大きくなりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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