関連記事
【銘柄診断】武田薬品工業は収益好転には時間がかかる、高利回りで当面は値固め
記事提供元:日本インタビュ新聞社
武田薬品工業 <4502> は、震災以後はだらだらと下げる展開を続けていたが、今3月期の営業利益が3900億円から2700億円(前期3670億円)に大幅減額され、11月に入り下げ足に拍車がかかってきた。
大幅減益の主たる要因はスイスの製薬企業ナイコメッド社の買収。買収額は96億ユーロ(約1兆650億円)の大型買収で、買収により事業展開地域は28カ国から70カ国以上へ拡大、医療用医薬品売上高の世界ランキングは16位から12位へ上昇する。
2型糖尿病治療剤「アクトス」の米国での特許が2012年8月に満了となり、来2013年以降業績ダウンの懸念がある。
このナイコメッド社の買収により、「アクトス」の悪化部分をどれほどカバーできるかが焦点。ともあれ業績が好転に向かうのは数年先と推定されており、当面は材料難の中での展開。ただ、利回りは5.6%と高く、配当利回りの買いを集めながら底値ゾーンでの値固め場面となりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【チャート・ワンコメント】モミ上放れた松田産業、原油上昇から資源株人気台頭も(2011/12/15)
・【今日の言葉】『原油価格が上がるか』=米上下両院でイラン制裁法案可決へ(2011/12/15)
・LED照明関連銘柄特集(5)=LED照明に続く次世代の省エネルギー型照明も注目(2011/05/10)
・電子書籍関連銘柄特集(4)=電子書籍市場の主役を目指す連合体は?(2011/05/10)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク