不具合が最も多いのは Java アプリケーション、少ないのは COBOL

2011年12月13日 11:30

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記事提供元:スラド

 cheez 曰く、

 ソフトウェアクオリティツールのメーカーである Cast Software が行った分析によると、プログラムに不備が最も多い言語は Java だそうだ (Computerworld の記事本家 /. 記事より) 。

 同社は 10 以上の業界の 160 社で使われている 745 のアプリケーション、行数にして 3.65 億行に渡るコードを分析したとのこと。Java EE、COBOL、.Net、C、C++ などで書かれたこれらのアプリケーションから 1,800 種に及ぶ開発不備を探しだし、修正に要するコストを算出したところ、Java EE のアプリケーションが最も不備が多く、コード 1 行あたりの単価は 5.42 ドルであるという結果となった。反対に最も安いのは COBOL であり、コード 1 行あたり 1.26 ドルであると算出された。

 同社にてチーフサイエンティストを務める Bill Curtis 曰く、Cobol の場合は 30 年以上に渡り手が入れられ続けており、最も重篤な問題は長い年月の間に既に修正されてきたと考えられるという。一方 Java に関しては、参入してくる人々が必ずしもコンピュータサイエンスに強いとは限らず、ソフトウェアエンジニアリングに詳しくない人々によってプログラムが書かれている現状が影響しているのではないかと予想しているそうだ。

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