Webサイトのプライバシーポリシー、大部分が不適切

2011年12月3日 13:30

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記事提供元:スラド

insiderman 曰く、 ほとんどのWebサイトがプライバシーポリシーを設定しているが、大多数が適切でないとするデータをTRUSTeがまとめた(TechCrunch Japanの記事TRUSTe Privacy Index 2011 Website Edition: PDF)。

2011年の調査では97%のWebサイトがプライバシーポリシーを定めているが、その読みにくさが問題だという。プライバシーポリシーの平均単語数は2,464語。これは合衆国独立宣言書や、キング牧師の「I Have a Dream」として知られる17分間の演説よりも長く、合衆国憲法全文の半分を超える長さになる。また、米国人の平均的読解力が中学2年生レベルであるのに対し、プライバシーポリシーには大学2年生レベルの読解力が必要となり、すべて読むのには平均で10分程度かかるとのこと。

また、「第三者とユーザーデータを共有(31%)」、「ユーザーの位置情報を収集(36%)」、「サイト内のユーザー追跡を第三者に許可(72%)」などが明記されている一方、68%がユーザーアカウントの削除方法を記載しておらず、93%はユーザーデータの保持期間について記載がないそうだ。このほか、モバイル端末に最適化したプライバシーポリシーを用意しているのは2%に過ぎないという。

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