パナソニック、欧州向けトヨタ「iQ」に「MirrorLink」認定ディスプレイ・オーディオを納入

2011年11月28日 17:39

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欧州iQ向けに納入開始した「MirrorLink」対応ディスプレイ・オーディオ「Toyota Touch Life」(画像:パナソニック)

欧州iQ向けに納入開始した「MirrorLink」対応ディスプレイ・オーディオ「Toyota Touch Life」(画像:パナソニック)[写真拡大]

  • 「MirrorLink」対応ディスプレイ・オーディオ(Nokiaスマートフォン)(画像:パナソニック)
  • 「MirrorLink」対応ディスプレイ・オーディオ(Nokiaスマートフォン)(画像:パナソニック)
  • iPhone接続時(画像:パナソニック)

 パナソニックは28日、グループ傘下のオートモーティブシステムズ社が、トヨタモーターヨーロッパ(Toyota Motor Europe NV/SA)より販売している「iQ」向けに、カーメーカー純正商品として世界初の「MirrorLink」対応ディスプレイ・オーディオを納入したと発表した。同商品は、欧州市場向け「iQ」に、「Toyota Touch Life」という商品名でディーラーオプション品として搭載される。

 「MirrorLink」は、スマートフォンと車載機器との連携に関する規格で、車載ディスプレイやカーオーディオなどの機器とスマートフォンで動作するアプリケーションとの双方向通信を可能にするもの。

 「Toyota Touch Life」は、AM/FMラジオにワイドVGAの7v型カラーTFTディスプレイを搭載し、「MirrorLink」対応スマートフォンアプリやiPhoneアプリを車載器側ディスプレイに表示し、車載器側タッチパネルでスマートフォンアプリの遠隔操作が可能な2DINサイズのディスプレイ・オーディオ。

 スマートフォンの利便性と安全運転を考慮した地図表示やナビゲーション機能、音楽プレーヤー等、Car Connectivity Consortiumが業界標準として推進する「MirrorLink」に対応したアプリケーションを車載器側ディスプレイにも複製表示し、車載器側からスマートフォンアプリを遠隔操作できる。

 MirrorLinkにはSymbian Belle OSを搭載したNokiaのスマートフォンが対応しており、Nokia Car ModeアプリをダウンロードすることでToyota Touch Life車載機に接続し、シームレスに表示操作することができ、電話、ナビゲーション、音楽プレーヤーの各機能を容易に使うことができる。この簡単操作GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)は、車の運転中に、最も本質的で運転の妨げにならない機能だけを使用可能としている。

 また、iPhoneの利用者も、MirrorLinkの技術とは異なる独自プロトコルインターフェースにより、「Stitcher」・「AUPEO!」のインターネットラジオやFacebook、Twitterといったソーシャルメディア、さらには「Garminナビビューア」などのiPhoneアプリを車載機器側ディスプレイに表示し、利用することができる。

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