ロシアのハッカーら、リモートから米イリノイの水道施設を破壊

2011年11月25日 18:25

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記事提供元:スラド

insiderman 曰く、 ロシアのハッカーらが、米イリノイ州・Springfield市の水道供給施設のシステムに侵入、リモートからポンプを操作して破壊したそうだ(MailOnline)。

 ハッカーらはログイン名およびパスワードを盗み、これを用いてネットワークに侵入(侵入したハッカーが盗んだのか、それともほかの者の手によって流出させられていたかは不明)。ポンプのオン・オフ操作を短期間に繰り返すことでポンプを破壊したと見られている。。また、異なる水道施設のコントロールシステムについてスクリーンショットを撮影・投稿しているハッカーもおり、このような事件は他にも発生する可能性があるという。

 この事件は「ハッカーが重要なインフラを米国外からハックして破壊した最初の例である可能性が高い」とのことで、FBIやアメリカ合衆国国土安全保障省が捜査を行っているという。今回問題となっている制御システムはSCADAと呼ばれており、近年セキュリティ問題が問題視されるようになっている。

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