三菱UFJモルガン証券、第三者割当による新株式発行を実施 450億円増資

2011年11月14日 21:23

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 三菱UFJモルガン・スタンレー証券は14日、本日開催の取締役会において、第三者割当による新株式発行を行うことについて決議したと発表した。

 第三者割当増資の割当先は三菱UFJ証券ホールディングスとMMパートナーシップ(三菱UFJ証券ホールディングスが60%、モルガン・スタンレー・ホールディングスが40%を出資する民法上の任意組合)。発行価額の総額は450億円。11月24日が払込期日となっている。

 増資の理由については、今年7月に金融庁より「金融商品取引業者等の自己資本規制比率に関する告示等の一部改正(案)」が発表されるなど、金融機関の自己資本充実の重要性が高まっていることから、今回、新たに施行される見通しの資本規制を踏まえ、強固な財務基盤を確立することを目的とするとしている。

 また、収益力強化と徹底した経費削減の一環として実施した「早期退職プログラム」に伴う特別損失が200億円程度発生する見通しとなったことに対応するためとしている。

 今回の増資により、増資完了時点での同社自己資本規制比率は約300%となる見込み。

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