【注目の決算発表】大日本スクリーン製造は業績再下方修正で市場予想を大きく下回る

2011年11月8日 18:07

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  大日本スクリーン製造 <7735> は8日、22円安の560円と続急落した。7日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計決算の開示に合わせて、今年8月に続いて3月通期業績の再下方修正を発表、市場コンセンサスを大きく下回ることを嫌い売り増勢となった。

  3月通期業績は、8月の減額値より売り上げを250億円、経常利益を100億円、純利益を110億円それぞれダウンさせ、純利益は、100億円(前期比61%減)と前期の過去最高からの減益転換率を悪化させ、市場コンセンサスを50億円強下回る。

  半導体最終製品の需要減速や世界景気低迷で半導体メーカーの設備投資計画が慎重化し、2Q累計業績が8月の減額値を下ぶれて着地し、足元の受注動向も考慮して再下方修正した。

  株価は、東日本大震災発生で急落したものの、日経平均株価構成銘柄の新規採用で年初来高値888円まで急伸、今期業績の伸び悩み予想で調整、8月の業績減額で同安値434円まで突っ込んだ。株不足が続く信用好需給主導で同安値から200円幅の底上げをしており、利益確定売りが先行し下値再確認が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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