パイオニア、自転車専用ナビゲーション「ポタナビ」を発売 新規事業に参入

2011年10月25日 20:09

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自転車専用サイクルナビゲーション「ポタナビ(PotterNavi)」の取り付けイメージ(画像提供:パイオニア)

自転車専用サイクルナビゲーション「ポタナビ(PotterNavi)」の取り付けイメージ(画像提供:パイオニア)[写真拡大]

 パイオニアは25日、成長戦略の骨子の一つである「新規事業の開発」を具現化し、新規事業に参入するとともに、自転車で気軽に楽しく街を散策(ポタリング)するためのアイテム、自転車専用サイクルナビゲーション「ポタナビ(PotterNavi)」SGX-CN700を発売すると発表した。発売時期は来年2月の予定。

 「ポタリング(pottering)」とは、自転車を使って近所や観光地などを散策すること。自転車で走る楽しみを表す「サイクリング」に加え、より“散歩”に近い、自分のペースで季節や景色、寄り道などを楽しみながら自転車でぶらぶらする意味を持つ「ポタリング(pottering)」を楽しむ人が増えていることに同社は注目し、今回、自転車専用サイクルナビゲーション「ポタナビ」を開発した。

 「ポタナビ」は、道案内やルート探索といった従来の自動車用カーナビの延長線上ではなく、自転車ユーザーの“気楽に自由に”行動したいというニーズに応えた、ポタリングをより楽しむための各種機能を搭載している。

 例えば、ポタリング中に寄り道をしても目的地を見失わないように、内蔵GPSで把握した自車位置と、目的地・出発地をラインで結んで判りやすく表示する「ポイントライン表示」機能や、ポタリングの時間にあわせた往復可能な範囲を地図上に円形グラフィックで表す「タイムサークル表示」機能など、安心してポタリングを楽しむための機能を搭載している。

 自転車に設置した付属のセンサーからの情報(ペダル回転数や速度)なども、数値だけではなくエンタテインメント性の高いグラフィックで表示できる。また、通信モジュールを内蔵(2年間は無料)しているので、走っているルート軌跡やセンサーからの情報などを、リアルタイムにWeb上のマイページに自動送信する「カンタンロガー機能」のほか、Webサイト上で自分以外のユーザーの走行ルートなどを共有し、活用することも可能。

 さらに、目的や走行シーンに合わせた多彩な表示モード(マップナビモード/ポップアップナビモード/ダイエットモード/メーターモード)により、ポタリングの楽しさが広がる仕様となっている。

 「当社は、この事業を新しい事業の一つとして今後大きく育てていくとともに、快適で楽しいアウトドアライフを実現するための商品を提案し続けていく」と同社はコメントしている。

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