川崎重工、島根県から最新鋭の防災ヘリ「川崎式BK117ヘリコプター」を受注

2011年10月20日 14:11

印刷

「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」(写真提供:川崎重工業)

「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」(写真提供:川崎重工業)[写真拡大]

 川崎重工業は20日、最新鋭の「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」を島根県から受注し、契約したと発表した。「C-2型」の防災ヘリコプターとしては7機目の受注であり、既存の防災ヘリコプターの更新機として島根県防災航空隊に配備される予定。

 「川崎式BK117ヘリコプター」は、同社と欧州のヘリコプターメーカーECD社(ユーロコプタードイツ社)〔旧MBB社(メッサーシュミット・ベルコウ・ブロウム社)〕が共同開発したヘリコプターで、物資・人員輸送、消防・防災、警察、ドクターヘリ、報道など、多用途に活用される中型双発機。

 「BK117ヘリコプター」は、機体後部に大きなクラムシェル・ドア(観音開きドア)を備え、担架等の資機材の搬出入が容易なことをはじめ、広いキャビンスペース、コンパクトなボディ、機動性の良さなどが高く評価され、消防・防災用および救急医療専用機として全世界で使用されている。

 「BK117ヘリコプター」は、国産ヘリコプターとして1983年の初号機納入以来改良を重ね、優れた技術力と高い信頼性により、川崎重工の納入分(2011年10月20日現在)で153機、ECD社納入分を合わせると全世界で850機以上の納入実績を誇るベストセラー機。

関連記事