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NEC、KDDI向けLTE無線基地局装置の出荷を開始
NECは7日、KDDIが2012年12月に開始予定の次世代移動通信規格LTEの商用サービス向けに、無線基地局装置の出荷を開始したと発表した。生産拠点は、NECネットワークプロダクツの福島工場。
今回出荷を開始した基地局装置は、通信範囲の異なる基地局が混在する環境で、自律的にネットワークの最適化を行い、高い通信品質を実現するSON(Self Organizing Network)などの最新技術の採用により、効率的な構築・運用が可能となっている。
NECは、2009年8月に、KDDIのLTE無線基地局装置の開発・製造ベンダーに選定され、装置の開発・評価を進めてきた。
今回出荷を開始したLTE基地局は、KDDIが埼玉県さいたま市及び宮崎県日南市において実施している、商用サービスと同様の周波数帯(1.5GHzと800MHz帯)を使ったフィールド実証試験においても利用されている。
今後、スマートフォンやタブレット端末の急速な普及などを背景に、通信事業者によるLTEへの設備投資は、加速するものと見られている。
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