グーグル、「Google ローカルショッピング」を開始　実店舗の商品検索が可能に

　グーグルは16日、インターネット上で購入できる商品やオンラインショップに関する情報を整理して、調べやすくする目的で昨年10月に開始したサービスである「Google ショッピング」において、今までは検索できなかった、近くの店舗で買える商品を検索できる「Google ローカルショッピング」を、同日から提供開始すると発表した。

　例えば、電球が切れてしまったので急遽買わなければならなくなり、Google ショッピングで [LED電球] と検索したとする。すると、それぞれの検索結果に、地図のピンアイコンと「付近の店舗」と表記される。「付近の店舗」というのは、検索結果の上部にある「お住まいの地域」に設定した場所に基づいて検索される。

　「付近の店舗」をクリックすると、商品ページに周辺の地図とともに近くの店舗の在庫や価格、営業時間などの情報を一覧できる。さらに、店舗をクリックすると、地図上に吹き出しが表示され、その店舗までの行き方（ルート）を調べることも可能。

　例えば、[ステンレス保温水筒] のように商品ページがない商品の場合には、「付近の店舗」をクリックすると、検索結果ページに直接ローカルショッピングの結果が表示される。

　「Google ローカルショッピング」は、Android携帯やiPhoneの「Google ショッピング」からも利用できる。出先で急遽買物をしなければならなくなった場合などにも便利。

　グーグルは、この機能を実現するために、各社から店舗ごと商品ごとの在庫情報を入手している。今回、ローンチパートナーとして、東急ハンズ、西鉄ストア、阪急リテールズ（ブックファースト）、マツモトキヨシ、ヨドバシカメラ、良品計画（無印良品）、ローソンHMVエンタテイメントが賛同。また、近々ローソンの店舗も検索可能になる予定。今後もさらにパートナーを増やして、検索可能な実店舗を増やしていくという。