グーグル、「Google Chrome」安定版の新バージョンの提供を開始

2011年9月17日 20:05

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「Google Chrome」ダウンロードページ(画像:財経新聞社)

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 グーグルは17日、「Google Chrome」安定版の新バージョンの提供を開始したと発表した。同バージョンには大きな特徴が2つあり、いずれもパワフルなウェブアプリやゲームを実現できるようにデザインされたもの。

 ひとつは、「Web Audio API (英語)」によって、音響空間の再現や立体音響など、様々なオーディオ効果が実現可能になった。

 もうひとつは、「Native Client (英語)」というオープンソース技術によって、ブラウザー内で C や C++ のコードをシームレスに、そして安全に実行できるようになった。現時点で、「Native Client」を利用できるアプリは、「Chrome ウェブストア」のアプリに限られているが、できるだけ早くこの制限をなくせるよう、開発を進めていくという。

 また、「Mac OS X Lion」の利用者向けに、たくさんの改善が盛り込まれている。たとえば、ウェブページを閲覧する際は、スクロールする時のみスクロールバーが表示されるようにした。さらに、Lion のフルスクリーンモードのサポートを開始した。フルスクリーンボタン、または Ctrl+Shift+F で有効になる。Lion において Chrome を使うときに発生していたバグの修正や、UI の精錬にも取り組んだ。

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