トヨタ、新型「カムリ」を発表 全車にHVシステムを搭載

2011年9月5日 15:19

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トヨタ自動車のカムリ ハイブリッド “Gパッケージ”(写真:トヨタ自動車 提供)

トヨタ自動車のカムリ ハイブリッド “Gパッケージ”(写真:トヨタ自動車 提供)[写真拡大]

 トヨタ自動車は5日、カムリをフルモデルチェンジし、今年6月にチャネル創立50周年を迎えた全国のトヨタカローラ店を通じて、9月5日から発売を開始したと発表した。価格は、304万円(税込み)から。月間販売目標台数は500台。

 今回のフルモデルチェンジでは、高級感・存在感あふれるセダンスタイルに、全車、新開発エンジンを採用したハイブリッド(HV)システム搭載による、圧倒的な燃費・動力性能を組み合わせ、「トヨタカローラ店のフラッグシップにふさわしいプレステージ感と、環境性能を兼ね備えた『世界をリードするNew “ERA”セダン』への進化を図った」と同社はコメントしている。

 高級感と先進性を調和させたフロントビュー、居住性と空力性能を確保しながら躍動感を感じさせるサイドビュー、ワイド感と安定感を表現したリヤビューにより、一目で高級感を印象づける堂々としたセダンスタイルを追求。

 また、新開発の2.5Lアトキンソンサイクルエンジンを採用し、ハイブリッドシステム<THS II>をさらに効率化し、全車に搭載。燃費は、コンパクトカーレベルの10・15モード走行燃費26.5km/L・JC08モード走行燃費23.4km/Lを達成するとともに、3Lクラスのガソリンエンジン搭載車に匹敵する動力・加速性能も実現した。

 さらに、圧倒的な静粛性で定評のあるハイブリッドシステムの採用に加えて、風切音やロードノイズを低減し、走行中でも会話のしやすい室内を実現。加えて、全方位コンパティビリティボディ構造、歩行者傷害軽減ボディ、むち打ち傷害軽減フロントシート(WILコンセプトシート)を採用するとともに、合計7個のSRSエアバッグシステムを標準装備し、自動車アセスメント(JNCAP)で最高レベルに相当する安全評価を確認(社内評価)した。

 広々とした後席膝もとスペース、ハイブリッドセダン最大級のトランク容量、調整自由度を広げたドライバーズシートポジションとあいまって、FFレイアウト・ワイドボディにより定評のあるゆとりをさらに磨いた世界基準のパッケージを実現。豊かな広がりを強調したインストルメントパネル、操作性に配慮したコクピット、包まれ感のある助手席、精緻なステッチを施し高級感を演出したソフトパッドなどにより、上質で開放的なインテリアを創出した。

 1980年にセリカカムリ(FR車)として誕生したカムリは、1982年にFFレイアウトを採用した世界戦略車として販売開始してからの累計販売台数が1,400万台を超え、世界中で人気が高い車種。なかでも、米国では9年連続の乗用車ベストセラーカーとして、ゆるぎない地位を確保している。

 

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