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ダイヤモンド「のような」物質でできた惑星が見つかる
ある Anonymous Coward 曰く、
地球から約 4000 光年離れた銀河系内に、ダイヤモンドのような物質でできているとみられるパルサー惑星が存在することが分かった (ScienceNOW の記事、マックスプランク研究所電波天文学研究所のプレスリリース、REUTERS の記事、DOI: 10.1126/science.1208890より) 。
この惑星、PSR J1719-1438 b は、2009 年にオーストラリアのスインバン大学のベイルズ教授らが発見した PSR J1719-1438 の連星。パルサー・タイミング法による計測で PSR J1719-1438 b の存在が確認された。PSR J1719-1438 が超新星爆発後にパルサー化した時、PSR J1719-1438 b は赤色巨星を経て白色矮星になったと考えられている。現時点で最も密度の高い惑星であり、木星の約 20 倍。この密度から酸素や炭素といった重たい原子で組成されていると考えられる。酸素は地表近くに存在すると考えられ、炭素は結晶化してダイヤモンドのような物質になっているとみられる。
PSR J1719-1438 b の公転半径は PSR J1719-1438 の半径の 0.89 倍ということで、太陽系的な常識を持ち出すならば PSR J1719-1438 の「中に」収まっている。PSR J1719-1438 b の存在はあくまで論理的な推測によるものであり、英マンチェスター大の宇宙物理学者、ベン・スタッパーズ氏によれば「この惑星の姿形を推測できるか分からないが (ダイヤモンドのように) 光り輝いているとは想像していない」とのこと。ここまで高密度だとダイヤモンドでは無くロンズデーライトか金属炭素になっているような気がします。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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