大和ハウス、双日ら、ベトナムに工業団地を設立 日系企業を誘致

2011年8月29日 11:41

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大和ハウス工業、双日、神鋼環境ソリューションの3社は29日、ベトナム南部にロンドウック工業団地を設立することで合意したと発表した。写真はロンドウック工業団地近郊で双日が運営するロテコ工業団地。

大和ハウス工業、双日、神鋼環境ソリューションの3社は29日、ベトナム南部にロンドウック工業団地を設立することで合意したと発表した。写真はロンドウック工業団地近郊で双日が運営するロテコ工業団地。[写真拡大]

  • 大和ハウス工業、双日、神鋼環境ソリューションの3社は29日、ベトナム南部にロンドウック工業団地を設立することで合意したと発表した。ロンドウック工業団地の周辺図。

 大和ハウス工業、双日、神鋼環境ソリューションの3社は29日、ベトナム南部に工業団地を設立することで合意したと発表した。日系の製造業を中心に、高い経済成長率を保つベトナムへの進出を検討する企業の獲得を狙う。

 発表によると、3社は工業団地の事業会社ロンドウック・インベストメント・ジョイントストックカンパニー(LDIC)の株式88%を取得。取得後の4社の出資比率は、双日57.3%、大和ハウス工業22%、神鋼環境ソリューション8.7%、ドナフード12%となる。

 工業団地の名称は「ロンドウック工業団地」で、ベトナム南部の南部ドンナイ省ロンタン地区に位置する。総面積は270ヘクタール、総事業費は約1億ドル(約76億円)。

 同工業団地は、ベトナム最大の都市ホーチミン市街と港湾までの中間地点にあるため、製造拠点や物流拠点としても最適な立地という。また、3社は光ファイバーを敷設し、進出企業向けに通信回線経由で安価にソフトウェアを使えるクラウドコンピューティングサービスや、電話・インターネット等の敷設申請の代行、電話・PC等のハード提供、オフィス業務用ソフトの提供等をサポートする。

 第一期造成工事は2012年1月に着工。同年夏頃から工場の建設が可能となり、2013年夏頃にインフラが完成する予定。

 ベトナムには、高い成長率を背景に多数の企業が進出を検討しており、同工業団地には、既に日系の製造業を中心に50社を超える企業から進出の引合いを得ているという。

 3社は、大和ハウス工業の不動産開発、双日の工業団地開発、神鋼環境ソリューションの水処理・環境設備など、それぞれのノウハウを持ち寄って、同工業団地で付加価値の高いサービスを提供するとしている。

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