Android Market、アプリの8%が個人情報を無断送信

2011年7月23日 09:24

印刷

記事提供元:スラド

  eggy 曰く、

 米インターネットセキュリティ企業Dasientの調査によると、Android Marketで公開されているアプリの8%以上が個人情報をユーザーに無断で送信しているそうだ(Dark Readingの記事Digitizorの記事本家/.)。

調査は10,000本のAndroidアプリに対して行われたもので、ユーザーの許可していないサーバーに個人情報を送信するアプリが800本以上見つかったという。また、11本はSMSでスパムを送信していたとのこと。調査結果の詳細については、7月30日から8月4日まで開催されるセキュリティイベントBlack Hat USA 2011にて、Dasinetの最高技術責任者 Neil Daswani氏が発表する(プレスリリース)。

Digitizorの記事では、Android Marketにたびたびマルウェア問題が発生する原因として規制の欠如を挙げている。アプリ作者はアプリが却下されるかどうかを気にせず開発を行える一方で、マルウェアの増加を招いているというわけだ。Appleのようなやり方である必要はないにしても、事前の基本的なセキュリティチェック程度は必要であるとし、何の対応も行われなければAndroidプラットフォーム自体が存亡の危機にさらされるだろうと結んでいる。

 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティ | Android | 情報漏洩

 関連ストーリー:
Androidのマルウェア、着々と進化中 2011年06月18日
マルウェア「DroidDream」を含むアプリ、公式 Android Market で一時配布される 2011年03月07日
Androidを狙ったマルウェアが増加 2011年02月20日
Google、「電子メールスパイ」アプリをAndroidマーケットから削除 2010年11月06日
Android、複数の人気アプリケーションで無断情報送信を確認 2010年10月03日
ATM をハイジャックする方法、Black Hat で発表される 2010年08月05日
Android 用壁紙アプリケーション、データを収集し中国に送信 2010年08月03日
AndroidマーケットでSPAMアプリが蔓延中 2010年03月25日
iPhone 脆弱性、Black Hat USA 2009 で公表へ 2009年07月31日
App Storeと似て非なるGoogleの「Android Market」 2008年08月31日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事