ウイルス罪で初の逮捕者

2011年7月21日 14:01

印刷

記事提供元:スラド

 あるAnonymous Coward 曰く、

 警視庁サイバー犯罪対策課は21日岐阜県大垣市の男性を不正指令電磁的記録(ウイルス)保管容疑で現行犯逮捕したと発表したそうだ(毎日.jp)。容疑者はファイル交換ソフト利用者に感染させる目的で自作ウイルスを自宅のパソコンに保管していたという。ウイルスの作成は、改正刑法の施行前であり、作成罪は適用されなかった。

 あるAnonymous Coward 曰く、

 先月、刑法の改正によって成立したいわゆるウイルス罪であるが、NHKニュースによれば、早くも警視庁が初の立件を行ったようだ。摘発者は、感染すると画像ファイルなどを勝手に開き続けるコンピューターウイルスをShareを介してネット上に流していたということで、2000人に感染させたと見られるらしい。

法務省が異例の解説(PDF)を行うほど愛昧な改正だったわけだが、随分と早く実績を作ったように思う。それよりもNHKが、「ウイルスを作成したり保存したりしただけで罪に問われる」と報道しているのは何か意図があるのであろうか?

 毎日とNHKの違いが随分大きい。NHKの報道はウイルス保存が単純に罪になると誤解されそうだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | ニュース | 犯罪 | ワーム

 関連ストーリー:
ウイルス作成罪、成立 2011年06月17日
「ウイルス作成罪」の創設を検討中 2010年08月08日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事