東日本大震災による地震保険金、総額1兆円超え　阪神淡路大震災の13倍

　日本損害保険協会は22日、東日本大震災に係る地震保険金が総額1兆円を超えたと発表した。21日時点で、支払件数は55万4005件で、支払保険金は1兆5億9619万4000円となっている。東北全体では、約6683億円で、支払件数は29万8069件。およそ66％が東北地域で支払われた計算になる。

　支払保険金が最も多額だったのは、宮城県で約4813億円。支払保険金全体のおよそ半分を占めている。支払件数も最も多く、20万8821件となっている。以下、2位が福島県：約1301億円（6万1370件）、3位が茨城県：約1261億円（8万864件）、4位が千葉県：約771億円（5万1968件）、5位が東京都：約571億円（5万3211件）となっている。

　過去の大きな地震による地震保険金の最高額は、阪神・淡路大震災で支払われた783億円。今回の東日本大震災では、そのおよそ13倍が支払われた計算になる。