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肌ケアだけじゃなく、髪にもアンチエイジング対策を
アンチエイジング対策は肌ケアだけではない。人の目に直接触れる部分に気を使うという事では"頭"も重要な部分と捉え、髪・頭皮のアンチエイジングを真剣に考える人が増加しているという。そのスタイルもクリニックやヘッドスパから家庭で出来るヘアケアまで様々だ。
頭皮と髪のケアサービスをするスポットとして人気を集める「ヘッドスパ」サロンは、リラクゼーション効果、頭皮や髪のエステ・ケアなどのメニューを体系化し、女性を中心に多数のユーザーを持つ。他にもエステティック・サロンにそのコーナーやメニューを併設するケースや、美容室などでそのサービスを行うなど、今では「ヘッドスパ」は様々なスペースで行われおり、専用の機械やシャンプーなどを使用し、ヘッドスパ・セラピストなどの専門家がマッサージやヒアリングなどでユーザーにサービスを提供している。
頭皮・髪のクリニック業界もアンチエイジング対策には力を注ぐ傾向が見られる。6月より「髪ドック」という新サービスの提供を始めたのはリーブ21だ。同社は「髪の老化は20代から始まると言われており、抜け毛や発毛のケアは早期から始めるほど、期間も費用も少なくて済む。髪ドックは、一般的にまだ悩みが深刻でない25歳ぐらいから気軽にチェックをしてアドバイスをもらうことで、自分の現状に合ったケアを選択することができるので、1年に1度、髪の診断をお勧めしている」(同社広報)とこのサービス認知度向上に期待を寄せる。メニューはヒアリングに始まり、頭皮・毛根診断、頭皮弾力チェックと続き、最後に診断書を渡し、結果を基にアドバイスするというものだ。また、同社の調査によると、脱毛を気にし始めた年齢は男性が「20代までに」で約33%、「30代までに」で約60%という割合で、女性は「20代までに」で20%、「30代までに」で約43%という割合だった。30代までに、女性で6割以上、男性は何と9割以上の人が薄毛や脱毛で悩み出すという結果には驚く。
一方、家庭で手軽にヘアケアを行いたいという人向けには、ヘアケア用の家電製品も市場に出ている。パナソニックから発売されている「頭皮エステ」はシャンプーしながらヘッドスパができる製品で、同社独自の「フォーフィンガースパイラル機構」を搭載したブラシ部が特長だ。今年2月に発売を開始して以来、人気が高まり、販売店によっては品薄の状態という。
このように「アンチエイジング」というキーワードはヘアケア市場にも影響を与えており、関連商品やサービスの人気により、市場活性化の期待がますます膨らんでいる。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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