Adobe AIR 2.7、Linux版はリリースされず

2011年6月18日 11:00

印刷

記事提供元:スラド

 あるAnonymous Coward 曰く、

 Adobe Systemsは、Adobe AIR 2.7 SDKおよびランタイムを公開した。デスクトップ版ではFlash Player 10.3の機能が統合されたほか、モバイル版ではiOSでのレンダリング速度が向上しているとのこと。ただし、本リリースにLinuxデスクトップ版は含まれていない(Internet Watchの記事Adobe AIR and Adobe Flash Player Team Blogの記事)。

Adobeは今後、モバイルプラットフォーム版の開発に注力するということで、Linuxデスクトップ版Adobe AIRは前バージョンの2.6がAdobeによる最後のリリースとなる。以降、Linuxベースのプラットフォームに対してはソースコードを含む移植キットの提供のみ行い、実装はオープンソースプロジェクトのパートナーが行うことになる。これまでAIRのダウンロードに占めるLinuxデスクトップ版の割合は0.5%以下にとどまっていたが、移植キットを提供することでLinuxプラットフォームのサポート範囲が広がることを期待しているとのこと。

 スラッシュドットのコメントを読む | インターネット | ソフトウェア | オープンソース | Linux | プログラミング

 関連ストーリー:
Flash Player 10.3公開 2011年05月15日
Adobe、Flash を HTML に変換する「Wallaby」プレビュー版をリリース 2011年03月09日
Adobe、Linux版AIRの発表と、Linux版Flash Playerの脆弱性を修正 2008年12月19日
Adobe、Flashをオープン化する「Open Screen Project」を発表 2008年05月02日
Adobe、AIRをLinuxに移植か 2008年03月03日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事