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アキュラホーム、太陽光・エネファーム・蓄電池で低コスト自立型蓄電住宅の実証実験
木造注文住宅を手掛けるアキュラホームは16日、太陽光発電、家庭用燃料電池「エネファーム」などの創エネ設備と蓄電池の最適な組み合わせを低コストで実現するための実証実験を実施すると発表した。停電時など、一般的なエネルギー供給が絶たれた時でも家庭で必要な電力を確保できる住宅の開発を目指す。
実験では、日中は太陽光発電と蓄電池、夜間はエネファームと蓄電池の組み合せを中心に活用し、家庭内で必要なLED照明、冷蔵庫、テレビといった家電に電力を供給する。また、創エネ設備と蓄電池の長所を引き出す接続構成を見直し、万が一のときでも安心して暮らせるエネルギー・セキュリティー住宅を検証する。
同社は実験を行う背景として、東日本大震災以降に消費者の“自立型蓄電住宅”に対する関心が高まっているが、長時間の稼動には高額な大型蓄電池が必要なことがネックになっていると指摘。今回の実験では、比較的容量が小さな蓄電池の組み合わせで、より低価格で効率的な一般家庭でも普及できるエネルギー・セキュリティー住宅の実用化を目指すという。
実験には早稲田大学発のベンチャー、早稲田環境研究所が協力する。共同研究している発電量や使用量を見える化するHEMS(家庭用エネルギー管理システム)との組み合せも併せて開発していく予定という。
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