高速道 東北発着の被災者、原発避難者ら無料に

2011年6月9日 12:00

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記事提供元:エコノミックニュース

 国土交通省は東日本大震災の被災者支援や復旧・復興支援のため、今月20日午前零時から(水戸エリアの常盤道を含む)東北地方を発着とする被災者と原発事故避難者に対して、当面1年間、復旧・復興のための物資などを輸送するためのトラックや中型車以上のバスについては当面8月末までの間、東北地方の高速道路を無料開放すると、8日発表した。対象は20路線1541キロメートル。

 現在実施している災害派遣などの従事車両はボランティア車両を含め、引き続き無料開放していく。

 国土交通省では無料開放措置を受けるためには「入口、出口ともに一般レーンを通行するよう」注意を呼びかけている。ETCは使用できない。

 また、20日午前零時から「休日1000円の高速道路上限料金を廃止する」ほか、「無料化社会実験も一時凍結する」ことも発表した。国交省では「無料化社会実験は、今年度は19日を持って終了する。来年度に実験をするかどうか未定のため、一時凍結との表現を使った」としている。

 なお、休日1000円の高速道路上限料金の廃止に伴い、神戸淡路鳴門自動車道の神戸西ICから鳴門ICまでの料金は2725円に。NEXCOの岡山ICから鹿児島ICまでの料金は7150円になる。なお、休日は首都圏と阪神圏は3割引、そのほかのところは5割引になる。(編集担当:福角忠夫)

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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